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2008年8月

三軒茶屋綺談

 このブログも一ヶ月一回更新ペースですな。ま、いいけど。

 ちょっと前に、公私ともにお世話になっているラキコ先生とサシ飲みしたときのこと。

 一軒目の『味とめ』は、まるで田舎のばあさん家に行ったかのようなグダグダ感。座敷もカウンターもなんだか煮染めたような人たちでいっぱいでした。

 で、あんまり話が面白く盛り上がって、二軒目は向かいの上にあるソウルバー(店名失念)へ。

 リクエストを聞いてくれるというので、リクエストしまくる。ダニー・ハサウェイのライブ盤でサラリーマンとともに大合唱になる、そういう感じのゆるい店。

 奥に細長い店で、右手が一列カウンターで奥まで続いており、左の壁に密着する形でいくつか二人席がある(下図参照。多分こんな感じだった)。

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 奥にラキコさん、その向かいに私という二人席で、だらだら飲んでいると、なんか雰囲気がおかしい。

 ……右奥に誰かが立っている気がする。

 もちろん、入り口には客が数人いるが、奥には誰もいない。そちらへ向いている私から見ると、私の右側を通らない限り“その場所(赤の場所)”に到達するのは不可能だ。

 だから、気のせいかと思っていたが……いや、やっぱり誰かいるよ! なんか帽子かぶった人が!

 私も霊感があるわけではないし、酔いもかなり回っていたから、確信はない。と、ここで、思い出す。ラキコさんはかなり見える方だ。

私「ねえ、ちょっといい?」
ラ「ん、何?」
私「あのさあ」
ラ「うん」
私「さっきから、そこに誰か立っているような気がすんだけど」
ラ「ふーん(と言いながら振り返り、ゆっくり顔を元に戻しながら)……ま、こういうところには何かいるもんよ」
私「(いるならいるって、いないならいないってはっきり言いなさいよ! と思いながら)あ、そう」

 こんなやりとりが何回か続いた(酔っぱらっているから)。

 そのまま、結局明け方近くまでそこの店にいたけれども、結局その気配が消えることはなかった。そして、ラキコさんは、このときの話を何度聞いても、曖昧にはぐらかすだけなのです。

【ラテン度】 ★★★★★

◆本日の名盤……アフロ・キューバン・ジャズの巨匠、モンゴ・サンタマリア。火の出るようなコンガプレイはどの曲も鼻血が出そうな濃度。このアルバムは、テンプテーションズや、オーティス・レディング、ジェームス・ブラウン、ブッカーT&MG'S、ロス・ロボスのカヴァーが中心なのでかなり聴きやすいです。ハービー・ハンコックの名曲「ウォーターメロン・マン」収録の Mongo Santamaria's Greatest Hits(1964) 

Mongo Santamaria's Greatest Hits

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