music:alternative

無意識にも……

 土曜日。  吉祥寺のユニオンで、CDを漁る。

ザナドゥ

ザナドゥ(1980) / Electric Light Orchestra & Olivia Newton-John
中心メンバーのジェフ・リンは、元ビートルズのジョージ・ハリスンと親交が深く、ハリスンやボブ・ディランとトラヴェリング・ウィルベリーズ組んだり、一連のアンソロジーシリーズをプロデュースしたりした

Nowhere

Nowhere(1990) / Ride
ビートルズ愛を公言していたバンド。当時は、大抵の新人バンドがそう呼ばれていたように、「90年代のビートルズ」と呼ばれていた(確か)

The Rutles

The Rutles(1978) / The Rutles
モンティ・パイソンの一員、エリック・アイドル率いるビートルズ・パロディバンド。ここにも書いてあるが、そこはかとなくパクりつつも、ほとんどオリジナルに昇華しているのはさすが。公式サイトも無駄に凝っていて素敵

20070924_421523

We All Together(1972) / We All Together
上のリンク先で紹介されていて、思わず買った一枚。ペルーのバンドらしいけれども、まんまビートルズですよこれは! 曲というよりは、道具立て(録音方法、機材?)が似ている感じ。恐るべしペルー……

 で、結局、何が言いたいかっていうと、無意識に買ったこの四枚の中心には、ビートルズがいた、という話です。やっぱり、オレ、ビートルズ(的なもの)が好きなんだなあ。

【マージービート度】 ★★★★★

◆本日の名盤……ジャケが素敵なんで、つい買ってしまった一枚。ジャマイカ出身のジャズ・ピアニスト、モンティ・アレキサンダー。どれもこれも弾きまくりのスイングしまくり。ジャズの名曲がスティール・パンメインで別物になったりしていてなかなか楽しい。「インプレッションズ/ソー・ホワット」収録のモンティ・アレキサンダー ジャズ・カリプソ~モンティ・アレキサンダー・カリビアン・ベスト(2004)

ジャズ・カリプソ~モンティ・アレキサンダー・カリビアン・ベスト

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思い出買い

 めっきり音楽を聴かなくなってからというもの、昔ハマったアーティスト(もちろん今でも好き)のアルバムだけを買い求めてます。

 例えば……

 など。

 Housemartins で思い出しましたが、妻の実家に家を増築しまして、今週末引っ越す予定です。マスオ生活のスタートですね。で、家作りの備忘録用に、ブログ『Build!』を作りました。ブログ名は、Housemartins の大好きな曲名から。いい曲なんだこれが。歌詞の意味知らないけど。

 なお、メモ帳と進捗状況の確認のために書いているものなので、別に面白くもなんともないかもしれませんが、興味のある方はどうぞ。 

【思い出度】 ★★★★★

◆本日の名盤……オリジナルのピアノの入ったバージョンもいいですが、ギター一本で歌われるこの曲ももちろんステキです。名曲「ビルド」収録のハウスマーティンズLive at the BBC(2006)

Live at the BBC

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平本アキラ『アゴなしゲンとオレ物語』

 同僚の UMA ちゃんからマンガを借りる。

 UMA ちゃんは、貸したぽん竜太『ポンズ百景』で爆笑していたから、きっとツボは同じに違いないと思い、一番好きなマンガをたずねると平本アキラ『アゴなしゲンとオレ物語 』という。

 早速三冊ほど借りて読んでみた。……ひどい。汚い。下品。なんというか、きっかけがないとやっぱり読まないかなあ~と思ったけども、読んでいるうちにだんだん面白くなってきた。

 運送会社を経営する、アゴなしゲンという32歳の嫉妬深い幼稚なオトコが、その部下のケンヂと繰り広げるギャグマンガだが、そのどうしようもなさがイイ。

 あるときは、ダッチワイフと山篭りし、クイズ番組であてられると緊張で失神しそうになり、小学生と遊びながら陰で……いや、ひどいんだってとにかく! そのひどさを味わいために、巻を進めている感じか。怖いもの見たさで。

 絵の汚さ(書き込みの多さ)は、東陽片岡、青木雄二、汁っ気の多さは徳弘正也、果てしないくだらなさは地下沢中也。あと、おまけで扉の対向ページに描いている4コマのブラックさは、まるでエドワード・ゴーリーの『ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとでみたいだと思った。

 で、平本アキラというと、『俺の悪魔のブルーズ』の装丁(値段は1冊666円)がステキだったなあなんてことを思い出して、二冊ほど買ってみた。

俺と悪魔のブルーズ 1 (1)俺と悪魔のブルーズ 2 (2)俺と悪魔のブルーズ 3 (3)

 『俺と悪魔のブルーズ』は、RJ という黒人の主人公が、1920年代のアメリカを旅する物語。そう、ブルースが好きな人ならご存知の、十字路(クラークスデイル)で悪魔に魂を売るという、あの伝説が元になっている。読んでみると、実に骨太で面白い。この人、こんなに絵も話も上手かったっけ?

ブルーズ好きなら、ぜひオススメします。ちなみに三巻は、まだもったいなくて読んでいない。

【下品度】 ★★★★★

◆本日の名盤……中学のとき、クラスでかなり頭のよかったエスミさんという女の子が、卒業文集にこの曲の歌詞をまるまる引用していた。「でも、僕はまだ自分の探しているものが見つからない」とリフレインする歌詞に15歳の彼女は何を託したかったのだろうか……この曲を聴いていて、ふとそんなことを思い出した。名曲「アイム・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー」収録の U2 ヨシュア・トゥリー(1987)

ヨシュア・トゥリー

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ペイル・ファウンテンズ歌謡

 以前、mixi のペイル・ファウンテンズコミュニティで取り上げられていた、元・チューリップ、高橋ひろの「太陽がまた輝くとき」(アニメ『幽☆遊☆白書』のエンディングテーマ)を聴きました。

 似てる! 似てるよ! ペイル・ファウンテンズの「パーム・オブ・マイ・ハンド」に! 特にパーカッション(ウッドブロック?)が。

 しかも、それが単なるパクりにとどまらず、なんともドメスティックな哀感に満ちたメロディになっています。すごい。換骨奪胎とはこういうことか。

 ちょっと嬉しかったんで報告。知らない人にはなんのこっちゃわからんとは思いますが。

【驚嘆度】 ★★★★★

◆本日の名盤……セカンドのロックな感じもよいですが、この湿っぽいファーストも捨てがたい……名曲ぞろいです。名曲「パーム・オブ・マイ・ハンド」「アバーゲリ・ネクスト・タイム」「リーチ」「アンレス」「ユール・スタート・ア・ウォー」(PV最高です)収録のペイル・ファウンテンズパシフィック・ストリート(1984)。 

パシフィック・ストリート

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マンガの話

 すっかりご無沙汰してしまいました。

 とりあえず、なんか書いておかないとこのブログの存在さえも忘れそうになってきて怖いです。

 先日、しつこくマンガを貸し続けている後輩 K さんから「オススメマンガのリストをください」的なことを言われたこともあり、ちょうどいい機会なので備忘録程度に書いておきたいと思います。トラックバック野郎もトラバ募集していることだし。

 ちなみに、 K さんは年のわりにヘヴィーなもの好きなので、手始めに貸したのは、

●ジョージ秋山『捨てがたき人々』
こんな悟りきった作品が描けるジョージはやっぱりすごいと思う

●諸星大二郎『汝、神になれ鬼になれ
入門編として。言うまでもなく最高です。個人的には「鎮守の森」がシビれました

●比嘉慂『カジムヌガタイ-風が語る沖縄戦』
重た~い話なのに、読後感がさわやかなのは絵のせいだと思う

 です。気に入ってくれればいいんですが。

 さて、オススメ作品もついでに。

【思いついた順で】

1)山田芳裕『大正野郎』
人格を決定づけた一冊。『やあ!』も『考える侍』も『しわあせ』も、『へうげもの』もいい

2)杉浦日向子『百日紅(さるすべり)』
江戸漫画の傑作。いや、漫画と言っていいんだろうか。すごい境地に到達してます

3)谷口ジロー/久住昌之『孤独のグルメ』
ただただ食べるだけの漫画なのに、不思議と印象に残る作品。よく、この漫画の主人公に似ていると言われます

4)諸星大二郎『不安の立像』
漫画を読んでて本当にゾッとしたのは、後にも先にもこれだけです

5)関川夏央/谷口ジロー『坊ちゃんの時代』
漱石がかなり好きなので、これは興味深く読みました

6)土田世紀『俺節』
演歌漫画。汚らしくて、暑苦しくて、救いも何もない。で、いまだに6巻までしか持ってない

7)手塚治虫『ザ・クレーター』
全部オモロイんですが、「溶ける男」と「いけにえ」という話がとても印象的

8)手塚治虫『アドルフに告ぐ』
最高傑作。こういうの読んでたらもうちょっと近代史に興味持ってたと思う

9)つげ義春『紅い花』
「海辺の叙景」の煮え切らない男女がとても好きです

10)大友克洋『ハイウェイスター』
「星霜」「さよならのおみやげ」、「つゆのあとさき」もこれだったかな。短編小説のようです

11)寺沢武一『コブラ』
ハードボイルドなスペースオペラ。ほとんど裸の女性キャラももちろん好き

12)鴨川つばめ『マカロニほうれん荘』
笑いや、ロック、エロなどなど、必要なものがすべて詰まっています

13)勝鹿北星/浦沢直樹『MASTERキートン』
これを読むと、なぜか説教されているようで背筋が伸びます

14)狩撫麻礼/かわぐちかいじ『ハード&ルーズ』
主人公の石頭具合(物分りが悪い)がとても心地よい

15)永島慎二『漫画家残酷物語』
読み終わった後、自分も四畳半にいるような錯覚に陥ります

16)石塚真一『岳』
山岳救助漫画。セリフがいちいち泣ける

17)真鍋昌平『闇金ウシジマくん』
エゲツなさでは一番。かなりエグいので読むときは注意

18)竹熊健太郎/相原コージ『サルでも描けるまんが教室』
禁じ手をあえて使った傑作。とてもタメになります

19)ぽん竜太『ポンズ百景』
普通に読んでて、爆笑しました

20)入江喜和『杯気分!肴姫』
何度読んでも泣ける下町人情話。日本人でよかった

21)とだともこ『酒場ミモザ』
京都に行きたくなります

 ……止まらなくなってきたので、このへんにしておきます。まだまだ書き足りないけど。

【オススメ度】 ★★★★★

◆本日の名盤……マンガを読むときは、大体何か音楽をかけていますが、僕にとってそれは、言うまでもなく至福の時です。やっぱりリード兄弟は最高。フィードバックノイズが快感! の名曲「ジャスト・ライク・ザ・ハニー」収録のジーザス&メリー・チェインPsychocandy(1985)。 

Psychocandy

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九州場所 後半戦総括

 後半戦、10/5〜10/8(昼)までのメニューです。

●10/5 自宅:朝食

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秋鮭の西京焼き。ゴハン。味噌汁。のりの佃煮

Dscf0036メタメタに甘い巨峰

Imgp5792中学からのダチ公・Sの車で、しばし地元をドライブ。ここは、わが愛しの神湊(こうのみなと)の海

●10/5 宗像『モスバーガー』 :昼食

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男二人で、他に誰一人客のいないモスバーガーへ。遅い昼食のコーヒー

Imgp5798スパイシーチリドッグ。話は、ニューウェーブの音楽やら、飲酒運転についてなど

Imgp5800 いかにもトリっぽく、生々しい形で出てきたので笑えたモスチキン。食いすぎだ

●10/5 自宅:夕食

Dscf0047_1謎の自家製そばめしと煮物。結構ウマかった

Dscf0048_4S からもらった『ココロ』のマロンパイ。これまたウマし!

●10/6 自宅:朝食

Dscf0054味噌汁。ゴハン。明太子。昨日の煮物。自家製漬物

●10/6 天神『キャトルセゾン旬』:昼食

Dscf0061和風あんかけオムライス。小鉢とじゃがいもの味噌汁(じゃがいもが溶けかけていてとてもウマい)。漬物。サラダ。すごいボリューム! ウマし

●10/6 天神『竜の字』:夕食

Dscf0001中学時代の知人・I がオススメする居酒屋にて夕食。これはお通しの秋刀魚の梅ソース(だったと思う)。絶妙な炙り加減。もちろんウマい

Dscf0002_1アボガドの刺身。当然ウマい

Dscf0005_1金目鯛の煮付け(これは大半が妻の胃袋に収まり、食い損ねた。残念)

Dscf0007_1幻の鶏といわれる天草大王のたたき。ウマ~!

Dscf0009_2出た! ゴマさば! 新鮮な鯖の刺身とゴマ、しょうゆを混ぜた福岡の郷土料理。やや甘め。これで白米が何杯でもイケますバイ。ウマい!

Dscf0010_1やけにブリブリしたレバー。これまた……ウマ~

Dscf0014普通にウマいチャンジャ

Dscf0017生春巻き。エビが惜しみなく入っとります

Dscf0018_2天草大王が入ったコロッケ。クリーム状になるまで練られたじゃがいもの中に鶏肉がポロポロと……ギョエ~ウマい!

Dscf0022食べてないけど、さまざまなきのこを炙ったもの(多分)

Dscf0024_1これも食べてないけど、天草大王の肝だったような……自信なし

Dscf0032_1男三人で、I がしきりに「バーテンの女の子が可愛い」と言い張るバー(=二次会)に行き、なんだかよくわからない酒を飲まされ、相当に酩酊した状態でホテルに向かって西通りを歩く

●10/6 天神『神田や』:夜食

Dscf0030帰る途中に、フラりと寄ったラーメン屋でラーメン。う~ん。味を全然覚えてない……

●10/7 天神『名代(なだい)ラーメン亭』:昼食

Dscf0042_3案の定ぐでんぐでんに酔って起きたら、とても気持ち悪い。これはきっと最後に飲んだ酒が悪いんだろう。近年稀に見るディープな二日酔い。だが、メゲずに朝食をジュースで済ませ、天神ビブレ地下の『ラーメン亭』へ

Dscf0043_1ここもチェーン店のくせに、帰ると必ず寄るぐらい好き。特にここのチャンポンがオススメですが、ウマさの理由を初めて知りました

Dscf0044_1これや! この味や! のチャンポン(500円)。ドロリとしたスープはいまだに一体何が入っているか不明です

●10/7 自宅:夕食

Dscf0094「そのへんで買ってきた」という寿司。普通にウマかったです

Dscf0097またしても『ココロ』のなんとかいうケーキ。フルーツがゴロゴロしてました

●10/8 自宅:朝食

Imgp5905ゴハン。明太子。ブリの照り焼き。巨峰。ニラの味噌汁。ああ、この食事も最後かと思うと名残惜しい

Imgp5926母に車で送ってもらい、三駅ほど博多寄りの電車に乗りました。駅のマークが変

Imgp5928我が駅「赤間」行きの電車が! ちょっと驚きました

●10/8 福岡空港:昼食

Imgp5930アクシス玄海という産直センターで買った煮物と、かしわおにぎり。ウマい

Imgp5933福岡空港で、授乳している妻に隠れてマロンソフトクリームを食べました(写真なし)

 というわけで、八日間に及ぶ食い倒れ、いや、帰省はこうして幕を閉じました。両親と、付き合ってくれた方々、情報をくれた兄、ごちそうさまでした、じゃなかったありがとうございました!

【満腹超過度】 ★★★★★

◆本日の名盤……地元の知人(男二人)は、中学時代からのツレで、その頃ずっと UK ロックを聴き漁っていた仲間でもあります。そういう連中なので「スミスで一番好きな曲は?」とか「ペイル・ファウンテンズのすばらしさ」といった議題を肴に延々と飲めて幸せでした。名曲「バック・トゥ・ジ・オールド・ハウス」収録のザ・スミスハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)(1984)。 

ハットフル・オブ・ホロウ(紙ジャケット仕様)

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ジェイに借りた『パリの確率』

 何かっちゃあ、借りっぱなしのものが多いワタクシですが、先日ジェイモンドに借りた DVD をやっと観ました。

パリの確率
パリの確率
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ポニーキャニオン (2001/06/20)
売り上げランキング: 40,445

 簡単にいうと、タイムスリップものです。

 未来で老人(ジャン・ポール・ベルモンド)に出会い、そいつが自分の子孫だと分かる。

 で、その自分よりも相当年上の老人に「パパ」って呼ばれた上に、「その日にヤらないと僕らが生まれないんだよ!」とせがまれる。主人公のアルチュールは、己の未来が見えないが上に、子どもを作る/作らないでモメている最中にそんな目に遭うもんだから、混乱しちゃうわけですな。

 ……なんかですね。筋としては、藤子不二雄の SF みたいでした。加えて不可思議なムードのまま話が展開するので、見ている方も不安な気分になります(同じことを『不思議惑星キン・ザ・ザ』でも感じました)。

 でも、そういうドタバタがありつつも、「男が子どもを持つ気になる」……そういう決意が描かれている場面で膝を打ちました。自分も含めて、大抵の男性は子どもを持つことについて、不安や恐れを抱いていると思うんですけど、それを乗り越える瞬間が訪れるんですよね。

 わりと重いテーマを SF テイストで上手く中和して描いていて好感を持ちました。なんかエンディングにホッとしましたよ。わりと好きな映画でした。

【決心度】 ★★★★★

◆本日の名盤……映画の中の年越しパーティでガンガンにかかっているのは、ファット・ボーイ・スリム(だと思う)。曲名わかんないけど。ファット・ボーイ・スリムは普通に好きだが、彼が以前在籍していたハウスマーティンズの方が断然好き。よくドラッグで得られるという「多幸感」というのを音にしたら、彼らの奏でるギターポップになるんではないでしょうか。名曲「ボウ・ダウン」収録のハウスマーティンズ The People Who Grinned Themselves to Death(1987)。

The People Who Grinned Themselves to Death

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メーカー不詳のムスタング

 今回はギターの話です。

 先日、とある撮影でカメラマン S さんのスタジオへ。

 大音量でベイ・シティ・ローラーズなんかをかけつつ、撮影の段取りを決めていたら、唐突に問われた。

Sさん「あのさあ」

「はい」

Sさん「ギター要る?」

「(あまりのことに言葉が出なかった)……は、は、は、はい! 要ります!」

 なんかそういうやり取りの後、僕はギターを抱えて、丸の内線に乗っていた。土曜の早朝から赤坂で取材していたご褒美かこれは!(ちなみに待ち合わせしていた10分ぐらいの間に、松田哲夫(筑摩書房の偉い人。『王様のブランチ』にも出てる)と、高須クリニックの院長が通り過ぎた。さすが赤坂)

 会社に戻り、その後帰宅。マジマジと眺めてみる。

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 真っ赤な血の色のボディは、塗装もはげ、ヒビが入ったりしている。

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 ギターの形は Fender のムスタングだが、ネックの裏のプレートには「moon」のロゴ。よく見るとヘッドに貼ってある Fender のロゴも後から貼り付けたような跡がある。そして、さらに混乱させるように、ギターケースからは「スクワイア」( Fender のブランド)の保証書が……いったい真相は?

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 ネックの新しさと、ボディのボロボロ具合との状態の差から推理するに、スクワイアのギターをガンガン使ってたら、ネックは反り返り、フレットもボロボロになってきた。そこで、奮発してスクワイアのボディーに、moon のネックを取り付けた……おそらくそんなところだろう。

 それにしても、エレキギターは高校時代から使っている Navigator(ESPのブランド)のセミアコしかロクに触ったことないから、実に刺激的だ。 何よりセミアコに比べてボディが小さい(当たり前か)。Fender のテレキャスターかストラトキャスターが欲しいなあと思っていたところのムスタング登場ですよ。ええ。

 ムスタング弾いている人は Charカート・コバーン(ニルヴァーナ)と、知人のミュージシャン・タクマぐらいか。持つ人が持ったらかっこいいんだよな~。そう思って実際に肩からぶらさげてみると、悲しいぐらい似合わなかった。ちぇっ。

【嬉しい度】 ★★★★★

◆本日の名盤……高校生2年の終わり頃、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの影響なのか、どうしても赤いギター(ジャズ・マスターかジャガー?)が欲しくなった。そんなとき、地元の楽器屋で中古を見つけた。確か3万ちょいだったけれども、そんな金すら持ってなかった。親に相談したら「そんなことしとる場合やないやろが、勉強しなさい」と言われ、あっさり断念した。以来、赤いギターには妙に憧れがある。ノイズと呼ぶにはあまりに美しいメロディの数々。こういうジャンルは何と呼ぶのか知らないけれども、とてもシビれた。名曲「ノー・モア・ソーリー」収録のマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン Isn't Anything 』(1988)。

Isn't Anything


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ついに性別が判明!

 水曜日。  

 午後1時~夜の8時過ぎまで続いていた会議の最中、一本のメールが。  

 トイレに行く際見てみると妊娠7ヶ月の妻からだった。  

 「今日の検診でどちらかほぼ判明。男の子女の子どっちか知りたい?」  

 って、知りたいに決まってんじゃん!  

 会議が終わってから返事しようと思ったものの、なかなか終わらず、始終そわそわしてしまう。挙動不審。  

 やっと終わり、「すぐに教えてくれ」とメールする。その直後の会議の最中(午後9時過ぎ)に返事が戻ってきた。

 「男の子っぽいよ」  

 っぽいってなんだよ!  

 最近知ったが、エコー写真というのは、画像で判別するため、男なら男のナニがあるかどうか目視で判断するらしい。つまり、股間のアングルによってはいつまで経っても目視できないため、当然男女もわからない。  

 帰ってから、写真で確認すると確かにそれらしきものが在る……。

  いずれにせよ、兄二人、次兄の子どもも男(妻は女系家族)という男だらけの環境で育った自分からすると、女性が家にいるというのはなんか想像できなかったから、よかったといえばよかったのか。  

 以下、家族の反応。  

●父親「おお、そうか(半笑い)。名前考えとけよ」  

●長兄「やっぱり(?)男系やの。いいね、いいね」  

●次兄「へえー(声がでかい)……名前考えとけよ」 ← 父親と一言一句変わらず。  

 とりあえず、  「娘さんを僕にください」  と請われる心配はないな、と思った。  

【安心度】 ★★★★★

◆本日の名盤……希望していたわけじゃないのに、不思議と「男以外はありえない」と確信していた。メールを見た瞬間頭の中を流れたのは、最近のお気に入り曲。ゴージャスなアレンジのホーン。トレーシー・ソーンの堂々とした歌いっぷりは、往年のジャズ・シンガーみたいだ。名曲「イーチ・アンド・エヴリー・ワン」収録のエヴリシング・バット・ザ・ガール『エデン 』(1984)。

エデン

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