music:japanese1980

トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』

 週末念願の DVD が届きました。

 それは……これ。

悪魔のいけにえ スペシャル・エディション(2枚組)
ビデオメーカー (2007/06/08)
売り上げランキング: 380

 ずいぶん前に観たんですが、内容はほとんど忘れていたのでほぼ初見のつもりで観ました。

 一言でいうと、悪夢をそのまま映画にしたような感じ。変な金属音、多用される寄りのカット。叫び声。唐突な暴力と血。これまた大好きな映画ですが、『ゾンビ 米国劇場公開版 GEORGE A ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ZOMBIE 』のような安心感は皆無です。自分も無理矢理当事者にされているような居心地の悪さ。

 目を背けることも数度。痛さが半端ではありません。

 ドキュメンタリーみたいで、フィクションに見えないんですよね。それがまた痛さ倍増というか。演出されていないような演出がされているってことでしょうか。それとも、ホントに低予算で撮ってたら偶然ああなったのか……どなたか詳しい方、教えてください。

 それと、ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』と並んで、MOMA にフィルムが所蔵されているらしいです。なんでも所蔵してんな MOMA。 

【後味悪い度】 ★★★★★

◆本日の名盤……ブックオフが安売りをしていたので、80年代クラシックス(バービー・ボーイズ、佐野元春など)を買い漁りました。なかでもこれは想像以上によかった。20年ほど前の記憶が蘇りました。布袋のカッティングが冴え渡る名曲「バッド・フィーリング」収録のBOOWY ”GIGS”JUST A HERO TOUR(1986)

”GIGS”JUST A HERO TOUR

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思い出買い

 めっきり音楽を聴かなくなってからというもの、昔ハマったアーティスト(もちろん今でも好き)のアルバムだけを買い求めてます。

 例えば……

 など。

 Housemartins で思い出しましたが、妻の実家に家を増築しまして、今週末引っ越す予定です。マスオ生活のスタートですね。で、家作りの備忘録用に、ブログ『Build!』を作りました。ブログ名は、Housemartins の大好きな曲名から。いい曲なんだこれが。歌詞の意味知らないけど。

 なお、メモ帳と進捗状況の確認のために書いているものなので、別に面白くもなんともないかもしれませんが、興味のある方はどうぞ。 

【思い出度】 ★★★★★

◆本日の名盤……オリジナルのピアノの入ったバージョンもいいですが、ギター一本で歌われるこの曲ももちろんステキです。名曲「ビルド」収録のハウスマーティンズLive at the BBC(2006)

Live at the BBC

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お月見会雑感 その2

 さて、前回の続き。

 極ワルのドレスコードに、「24時間テレビTシャツ&キャップ」で臨んだところ、バンドのメンツには、非常にウケた。よかった仕込んどいて。

 あと、妙なムードに包まれた場内に入った瞬間、なぜか筋肉が描かれたシャツ&マントを身にまとった会長が近づいてきて、「それ、おもろいね」と言ってくれたので、まあ良しとする。

 男は、ガウンやら、ビンラディンやら、アムロ・レイルックやら、着ぐるみやら、ド派手シャツやら、チンピラやら、応援団風やら、スケ番なデカやら、スーツやら、いろいろ。  

 総じて、以下のように大別できる。

1)いわゆる社会悪とされるもの
ビンラディン、チンピラ等

2)ワルを少し拡大解釈したもの
ガウン姿、横山剣、危険物処理風、応援団等

3)もはや自分がやりたいだけ
リーゼントにあやや風ボディコン、アムロ、スケ番等

4)考えあぐねて、普通の服
スーツや、派手なシャツ等

 女子は、基本的に「カワ」よりも、「エロ」の方に力点があり、露出度が高め。いわば会社ぐるみのセクハラである。

Dscf22251)我々バンドの演奏
※プライバシー保護のため、拡大されません。このサイズでなんとなく雰囲気をお楽しみください
 
 歌いそうもない人に歌わせるというのをテーマに、矢沢(永吉)に似せたヴォーカルの名字ロゴをプロジェクターで映し出しつつ、ブルーハーツ「TRAIN-TRAIN」を演奏。
 
 曲間のメンバー紹介では、ダニー・ハサウェイ「ゲットー」をバックに紹介。最後は、ブルーハーツ「リンダ リンダ」で〆。

Dscf22332)名司会 T による会社にまつわるカルトクイズ
 
 出だしはかなりおもろかったが、作りこみ過ぎが災いし(酔っ払いは往々にして短気で薄情)、途中で止めてたような気が……。

Dscf22413)新人(男女6〜7人)によるおニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」

 
 見たこともないぐらいの大量のセーラー服の群れ。なんというか、結構みんな無理なく着こなしていた。すげえ。

Dscf22424)有志による「キャラクター大喜利」

 
 アムロ・レイや、応援団や、パンツ丸見えのあやや(もちろん女装した男)、自称・横山剣や、ビンラディンや、猪木や、ヒゲもじゃのアサミヤサキによる大喜利。本人たちは納得してない様子だったが、かなり楽しめた。

Dscf22815)会長ほかコワモテ&美女二名による「ステイン・アライヴ」(ビージーズ)
 なんでもプロの振り付け師を雇ったとかいう、シャネルズばりの黒塗り集団&そのままの人&チャイナドレスの美女がクネクネとディスコビートで踊りまくる。女性はびっくりするぐらいの気前のよい露出っぷり。

 そして……最後のパフォーマンス。

Dscf23016)女子リーダーたちによるメドレー。最初は、メイド三人組
Dscf2306次は、恐れを知らぬコウダクミ×3「キューティー・ハニー」
Dscf2321終わりかと思ったら、「ランバダ」を踊り狂う二人が!
Dscf2320最後に薔薇をくわえて出てきた(確か) I さん。関西の呪われた血ですね。尊敬してます……

  
 あとは、フィーリングカップルやら、ゲスト審査員いちるさんによるダンスやら、表彰(最後のチームが優勝)やらがあり、その後いちるさんと少し飲んで、会社へ戻る。

 で、その後、カラオケスナック『アビーロード』で、バンドのメンツ&仕事していたメンツで、さんざっぱら歌い倒した。サックスの K くんは、酔客の「翼をください」やら、「ラヴ・ミー・テンダー」に合わせて気前よくブリブリ吹いてくれた。値千金のゴージャスサウンド!

 気が付いたら、井の頭線の中で目が覚めた。朝の10時。

 酔った頭で、やっぱりこの会社はちょっとおかしい、と思った。

◆本日の名盤……何度も何度も練習して、歌詞もしつこく聴いてたら、なんだか今までより好きになりました。名曲「TRAIN-TRAIN」収録のブルーハーツTrain-Train 』(1988)

Train-Train

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(去年の)夏季休暇を消化しました

 いや~、休みましたよ。金、月、火と。だから5連休か。

 んで、ナニやってたかっていうと……別になんにもしてまへん。

 詳しくはまた書きますが、

●長兄に息子が生まれたのでそのお祝いに行った

●妻が風邪を引き、子守りや洗濯やら料理やらした

●すると風邪が娘にもうつったらしく、小児科に連れて行った

●その合間を縫って、中古盤屋や古本屋をめぐった

 大体これで全部です。シケてるって? シケてますなあ確かに。

 でも、一緒にいる時間が増えたおかげで、ようやく娘と打ち解けた気がしましたよ。これホント。

 それと、その合間に買ったマンガがどれも良かったので、ちょっとだけご報告。

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AV烈伝 4 (4) 井浦秀夫

これ、ほんとおもろいです。ワタクシ、マンガを読むのは滅法早いクチですが、これはもったいないので時間をかけて読みます(それ以前に文字情報が多いんですけどね)。いろいろ考えさせられます。毎回表紙も秀逸。

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サユリ1号 5 (5) 村上かつら

大学時代のぬる~い感じをこれでもかというぐらいリアルに切り取っています。傷口に塩を塗るような、エグいセリフも見たいような見たくないような。怖いもの見たさに近いですね。浅野いにおの『ソラニン 1 (1) 』も同様の痛さを感じます。

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ポンズ百景(1) ぽん竜太

読みながらゲシャゲシャ笑ってたら、妻に怪訝な顔をされました。ぜひとも、お笑い好きの同僚・ I さんに読ませたい! マンガのフォーマットを借りた吉本新喜劇。それにしても、大橋ツヨシ『エレキング』といい、榎本俊二『えの素』といい、週刊モーニングはギャグマンガのレベルが高いような気がします(単に好みなだけかもしれませんが)。

【命中度】 ★★★★★

◆本日の名盤……最近、ブログ更新しないねなどと言われたりするのは非常にありがたいことですが、ホント音楽聴いてないんですよね。だから、連動してブログも書けないんです。しょうがないので、一番最近買ったCDを紹介。名曲「ラサーラ」収録のバービー・ボーイズ『3rd Break』(1986)。とっくに廃盤なんですな。

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グダ飲みに開眼!

 先日、会社の研修キャンプで、山梨に行ってきました。

 キャンプとは言っても、アレですよ。コテージキャンプってヤツ。建物があって、一応居住スペースは確保されているってヤツですな。

 で、昼は登山や研修や、温泉などをこなし、夜はみんなで飯作りました。やっぱりおもろいです。こういうイベント。

 その中でも一番おもろかったのは、尾崎豊の歌本とギター持ってきている人がいたので、その人の部屋に集って、歌ったり、酒飲んだり、グダグダしてたわけです。これがなんつーか……最高なんスよ! 山奥だからできたってわけでしょうけれども。一度河口湖畔で同じことやったのを思い出しました。あれもおもろかったな。

 というわけで、こういう『ビーチボーイズ・パーティ』みたいな飲みを「グダ飲み」と命名して、近々開催したいな~と目論んでます。ま、子育て優先ですけど。

Beach Boys' Party!/Stack-O-Tracks
Beach Boys' Party!/Stack-O-Tracks

【70年代度】 ★★★★★

◆本日の名盤……ギターだけを伴奏に、みんなで歌うなんでまるで70年代だなあと思った。ジェイモンドが弾いたクラプトンの「ティアーズ・イン・ヘブン」も良かったが、やっぱり尾崎豊を合唱したのがなかなかに刺激的だった。実は、『北の国から』で聴くよりも前から、この曲だけはずっと好きなんです。名曲「I LOVE YOU」収録の尾崎豊 十七歳の地図(1983)。

十七歳の地図

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懐かしき80’s

 先日、近所の知人・M氏宅へお邪魔したときのこと。

 ボジョレーやビールや、いろんなアルコールで酩酊しながら、デザイナーO氏、M氏、初対面のA氏と80年代アーティストたちの話で盛り上がっていたところ、ふとほかの参加者を見ると……要領を得ない表情。当たり前か。見た目も、音も今の基準でいくと、相当ダサい。

 以前、僕の大好きなバンド、ペイル・ファウンテンズを後輩のケズル子に聴かせたところ、「……音軽いっスね」と言われたことを思い出した。

 僕のような70年代前半生まれからすると、80年代の音を聞くという行為は、音楽を聴いているようで音楽を聴いていないのだろう。80年代の音楽を通じて、自分史を振り返っているのだ。もちろん今聴いてもすばらしい音楽はたくさんあるけれども、その当時を知らない人にとっては、ショボい音楽でしかない。

 僕の中で、「共感してもらいにくいミュージシャン」の筆頭は、杉真理(すぎまさみち)だ(もうひとつはゴダイゴ)。

 1954年生まれの彼は、僕と同じ高校を出て慶應大学へ進学し、在学中、竹内まりやとともに77年『MARI&REDSTRIPES』でデビューしたシンガー・ソング・ライター。それ以前も、山口百恵なんかに楽曲提供をしていたらしい。

 僕がはじめて彼を意識したのは、兄が持っていたカセットテープ『ナイアガラトライアングルNo.2』(1982)の「A面で恋をして」だったと思う。佐野元春、大瀧詠一ら大御所と肩を並べ、一枚のアルバムを共作していたこの人物のことは、女性のような名前とその高く澄んだ声とともに強く印象に残った。ほかの二人と比べて、彼の楽曲の持つセンチメンタルさに惹かれたのかもしれない。以来、『サブリナ』あたりまでずっと彼のアルバムを買い続けた。

 ビートルズ、マージービート、アメリカンポップスやスクリーンミュージックへの深い愛情を思わせるサウンドプロダクションは、以後の僕の音楽的趣味を決定づけたといえる。

 それにしても、この人……目ざましいヒット曲は、「いとしのテラ」(CMに使われていた)、「バカンスはいつも雨(レイン)」ぐらい。音もペナペナ、歌詞も英語交じりの軽い感じなので、何をどうやっても今の人に受け入れられるとは思えない。

 だから、再評価されるのももっと時間が経ってだと思うけれど(もうされていたらごめんなさい)、興味のある人はぜひ一聴をおすすめしたい。

 あ、ちなみにこの記事タイトルは、彼の歌のタイトルです。

 【影響度】 ★★★★★

◆本日の名盤……三人男兄弟の末っ子ということもあって、音楽に限らず兄たちの影響を多大に受けた。中でもとりわけ、杉サウンドを教えてもらったことに感謝したい。このアルバムを聴くと、青臭い時代を思い出して身もだえしてしまう。でも、そんなミュージシャンは誰にとっても存在するはず。思い出抜きでこの曲を語る言葉を、僕はまだ知らない……名作アルバムがなんと豪華にも2 in 1 CDに! ジャケがまた眩暈がするくらいダサい。名曲「スクール・ベルを鳴らせ!」収録の杉真理STARGAZER/OVERLAP 』(1983/1982)。

STARGAZER/OVERLAP

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見かけで判断してはならない

 同僚のO氏にCD『チェリーレッド・フォー・カフェ・アプレミディ』を借りた。    

 収録されているのは、マリン・ガールズ、ヘップバーンズ、アイレス・イン・ギャザ、そして、エヴリシング・バット・ザ・ガールなどなど……聴いたことのないものばかりだ。

 一聴して、あまりの素晴らしさに、しばしパソコンの前で身悶えする。 

 同時に、なんで今まで聴かなかったのか激しく反省した。リアルタイムでも経験できたはずなのに。まったく聴いていない。

 チェリー・レッドは、パンクムーブメント真っ盛りの70年代末にイギリスで設立されたレーベルだ。

 中学生から高校生にかけて(つまり80年代末から90年代にかけて)、僕の中には、BOOWYなどの国内ロックバンド勢と、イギリス/アメリカのギター・ポップ勢の音楽的な二大潮流があって、後者ではクリエイション(インディーレーベル。プライマル・スクリームやオアシス、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどを輩出)中心に聴きあさっていた。今考えると、フォーク・ロックみたいな音が当時のツボだったのだろう(鍵盤楽器の音を毛嫌いしていたのも今となってはナゾである)。

 そうした耳には、ストリングスや、ボサノヴァ風味のチェリー・レッドのサウンドは少し洗練しすぎていたのかもしれない。しかし、そういうサウンドは、ペイル・ファウンテンズもやっていたのに……なぜエヴリシング・バット・ザ・ガールは素通りしていたのか?

Idlewild

 ↑ エヴリシング・バット・ザ・ガール

2030_1

 

 

 
 ↑ ペイル・ファウンテンズ 

 写真を見ていて分かった。

 エヴリシング・バット・ザ・ガールの男女(ベン・ワット&トレーシー・ソーン)両方とも不細工だからだ、と(ファンの人すいません)。

 見かけで判断してはならない。

【後悔度】 ★★★★★

◆本日の名盤……少しだけギターを弾けるようになったのは、布袋のギターを必死でコピろうとしたおかげである。今聴いてもこのアルバムの完成度はすごい(ほかのアルバムはあんまり好きじゃないけど)。ギターソロがスパニッシュ風味でアズテック・カメラを思い出す名曲「ジャスティ」収録のBOOWY『JUST A HERO』(1986)。

JUST A HERO

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