music:japanese1990

深大寺散策

 日曜日。  

 そば食い&墓参りに、深大寺へ。  

 あまりの紅葉の見事さに興奮する。  

 そういえば、昔、宮崎駿がひとりでそば屋にいるのを見かけた。あの気持ちはわかるなあ。  

 観光地なんだけども、アクセスが悪いので観光地になりきれていない(スレていない)あたりが、とても好み。  

Image392紅葉がホントにきれいです。外国人の人にもオススメのビューティフル・スポット。なんもないけど

Image390_3万霊塔の近くに立っていたのぼり。木の実ナナもさぞかしつらかろう。あと、「港区 吉田美奈子 愛犬(?)マグ」というのぼりも。これ、あの吉田美奈子なんだろうか。


 そば食って、万霊塔と本堂にお参りして、団子と饅頭食べて、だるま買って、バスで帰りました。

 いい土地です。深大寺。

【サライ度】 ★★★★★

◆本日の名盤……同僚キャナドゥに教えてもらった珍盤。リトル・クリーチャーズがプロデュースしているので、音はかなり先鋭的でかっちょいい。なのに中山美穂の声で台無し……ま、それもまた味か。中山美穂は一体何をやりたかったのか。緊張感漂う「ビシソワーズフラワー」収録の中山美穂 manufesto(1999)

manufesto

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七夕トランス会

金曜日。

一緒のチームで働いていた N くんの送別会。

在籍期間は約一年だろうか。二ヶ月遅れで入ってきた彼のスマートかつ、気合いの入った働きぶりにはずいぶんと助けられた。当然、感謝の意も込めて幹事をかって出る。

一次会は、D 坂の沖縄料理屋『シーサーズ』。

Imgp4884本人ご希望のプレゼント「レミパン(蒸し台付き)」を受け取り、歓喜にむせぶ N 君(※プライバシー保護のため、画像は小さいままなんとなくお楽しみください)

Imgp4904美女連に取り囲まれ、ますますメートルの上がる N 君。

Imgp4918スポーツマン同士、爽やかな笑顔で別れを惜しむ K 氏(ブログ未開設)と N 君。で、二次会は、やっぱりカラオケ屋

Imgp4977宴は……案の定朝まで続いた。そして、朝を迎えたのにオールスタンディングで歌い、踊り続ける同僚たち。トランス状態

Imgp4993新品の眼鏡をギラつかせながら、むやみに力のこもった歌を聴かせる J 氏と、憑き物が落ちたような笑顔を見せる N 君。後ろは、断筆宣言したロゴ村

Imgp4995一応、ほら、ワールドカップなので、そういうポーズで撮ってみました。シャッターを頼んだ店員、笑い過ぎなんじゃコラ!

というわけで、N 君ほんとお疲れさま。また会おう!

【ねぎらい度】 ★★★★★

◆本日の名盤……「いい曲じゃねえか」と、しみじみそう思ったのは、N 君の声質と実にマッチしていた名曲「遠く 遠く」収録の槙原敬之君は僕の宝物 』(1992)。 

君は僕の宝物

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富士見ヶ丘 『茶房 なかじま』

 ゴールデンウィークがあっという間に過ぎましたが、内訳はこんな感じでした。

 結構働いてんじゃん俺!

4/29  バンドの練習
4/30  井の頭公園でピクニック
5/1    通常勤務
5/2  通常勤務
5/3  昼から仕事
5/4  午前中撮影で出勤
5/5  散歩
5/6  昼から来客
5/7  昼から取材

 このうち、5/5に行ったお店について書いておきます。

 隣駅の富士見ヶ丘まで妻子と歩き、その店にたどり着きました。

 行く前に、どうしても店名が思い出せず、

「『なかやま』だって!」

「いや、『なかむら』だと思う」

 というやり取りがあり、また、その店の休日をめぐって、

「富士見ヶ丘の店なんかこんな休日のど真ん中に開いているはずがない」

「いや、絶対やっている。地元が東京の人だし、今さらゴールデンウィークに浮かれるわけなく、通常通り営業しているに決まっている」

 とことごとく意見の合わぬままたどり着いたら、店名は『なかじま』で、バリバリに営業しておりました。

 この店、普通の町の喫茶店と思いきや、微妙にインテリアが垢抜けていて、私の大好物「ハートランドビール」が飲めるんですね! あなどれない。

 おまけに、なぜか切子のグラスで、つまみ付き。しっかし、真昼間っから飲む酒っつうのも、ええもんですな~。

Imgp4439

 Imgp4440 

 グビリとやりつつ人間関係を観察した結果、この店は家族経営らしく、似たような顔の娘が二人、ちゃきちゃきのおばさんとおっさん夫婦、同じ言葉を繰り返すばあさんが一人で切り盛りしていて、客は我々以外ゼロ。

 交替で抱いたり、あやしたり、子どもの相手をしてくれるので、実に楽だった。

 とはいえ、一人で500mlのビールを空けるのは少々厳しく、結構酔っ払ったまま途中の古道具屋『かっぱ堂』で CD 二枚買って帰りました。

 どっかにみんなで行くのもいいけど、こういうのもええなあと思ったゴールデンウィーク中の一日でした。

【満足度】 ★★★★★

◆本日の名盤……このガラクタ屋には意外と掘り出し物があって、ロキシー・ミュージック『Avalon 』(1982)やデビッド・ボウイ『Space Oddity 』(1969)が100円で売ってたりするから侮れない。今回の獲物はオリビア・ニュートン・ジョンのベストと、名曲「トリビュート」収録の吉田美奈子『SPELL 』(1997)。

SPELL

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吉祥寺『M病院』 後編

 朝の9時過ぎ。猛烈な痛みを妻が訴えはじめた。

 半ば絶叫気味に「痛い痛い」と言っているのに、助産婦は「はいはい、そんなにあわてないのよ、準備するからね」とあくまでも余裕だ。

 「(まだ子宮口が)十分開いてないからね~ちょっと待ってね~。●センチになるまでがんばってね~」

 「痛ーーーーーーーーーーーい!」

 ……変なコントラスト。

 「ご主人、ご主人!」

 「はい」

 「立ち会うの?」

 「(こんな痛がっている妻を尻目に『あ、僕、血がダメなんでやっぱり止めます』とか言える雰囲気かよ!)あ、あのー、はい。立ち会います」

 「じゃあ、これ着て(といって青くて薄い割烹着みたいなものを渡される)」

 もそもそと着ていると、いよいよ妻が叫び始める。

 「ギャーーーーーーーーー!」(誇張ではなくこう聞こえた。いったいこの小さな身体のどこにこんな声が隠されていたというのか)

 助産婦がここで呼吸法のレクチャーを始めた。今かよ! ここでかよ!

 「いい? ひーーーふーーーーね。キツかったら、ひーひーふーでもいいわよ。とにかく、息止めたら赤ちゃんに空気がいかないから、止めちゃダメよ」

 「わかりましたぁぁぁぁ~、いたぁぁぁぁぁぁぁぁい~、先生ぃぃぃぃぃぃぃ~(なぜ助産婦が先生なのか一瞬気になったが、もちろんそれどころではない)」

 文字にすると、まるで荒木飛呂彦の漫画に出てくる登場人物みたいで、その声はなんというか、悲鳴というよりも絶叫に近く、あからさまなアラートを発している。あんまり叫んでいるので、「はいはい●●さん、声出さないのよ~、声出すとその分イキみが弱くなるからね」とアドバイスされた。なるほど。まったくもってロジカルだ。

 しかし、僕にできることといえば、顔をうちわでゆっくり仰ぐことと、手を握ること、そして痛みで息を止めそうになる妻に呼吸法を思い出させることぐらいだった。相変わらずその方向を直視することはできない。だって……こわいよ! 血が!

 「(おそらく子宮口を見ながら)あ~、もう大丈夫ね。イキんでいいわよ」

 「いいんですかぁ~、(分娩台の両サイドのレバーを持ちながらイキむ)」

 しばらくこんなやり取りを続け、もう少し、もう少しという助産婦の励ましを浴びながら、何かをハサミで切るようなジョキリという音が聞こえた。その直後、鋭い赤ん坊の泣き声が室内に響き渡った。

 10ヶ月間を経て対面したその真っ赤な塊(だから「赤子」というのか)は、僕を見てきっちり二回まるであかんべえのように舌を出した。

 それまでなんとなく、このイベント自体への当事者意識が薄かったのに、子どもの顔を拝んだ瞬間、無意識に低い声で「おお……」と呟き、感激で涙目になっていた。家族が増えたんだ。

 「よく来たな! 待ってたぞ!」

 1月22日11時1分、2610グラム、女児出産。

IMGP3567

 

 

 

 名前は、以前から決めていたとおり「まどか」と命名。

 突然ですが、名前を決めた理由は次のうちどれでしょう。

 1)ひらがなで読み違えようがないから
 2)外国人でも発音しやすいから
 3)字画がいいから
 4)クラシックな響きで好ましいから
 5)実は『きまぐれオレンジロード』の大ファンだから

 ……正解は5)以外全部。今後ともよろしく!

【感激度】 ★★★★★

◆本日の名盤……すでに決まっているにもかかわらず、「名前は?」と聞かれると「いや、まだちょっと」とお茶を濁していた。この、なんともいえない複雑な感情はスピッツが「名前をつけてやる」という曲にしている。「名前をつけてやる 本気で考えちゃった 誰よりも立派で 誰よりもバカみたいな」……そういう感じなんだな本当に。名曲「名前をつけてやる」収録のスピッツ 名前をつけてやる 』(1991)。

名前をつけてやる

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高井戸『パパママ学級』

 土曜日。

 相当に寒い中、妻に連れられ、高井戸の高井戸保健センターへ。

 イベントの内容さえいまひとつわかってない上に寝不足で、おまけに遅刻した。

 僕らが到着したときは、すでに最初のオリエンらしきものはすでに終わり、ドヤドヤと夫婦が別室へ移動していくところだった。係の女性(保健士?)に誘われ、10畳ほどのスペースに通される。
 
 ここでは、妊婦体験ということで、エンパシー・ベリー(Empathy Belly=共感+腹。共感腹?)という器具を通して、妊婦の大変さを父親にも体験させられる。

 ちなみに、こういうの ↓

empathy_belly

 

 

 
 
 もちろん、いの一番に手を上げてつけましたとも。早速付けたら、お、重い。重さは4~5キロと言っていた気がするが、何をするにも息が上がる。身体が前のめりになり、前傾姿勢などまずとれない。仰向けに寝ると、息ができないほど腹が圧迫されるではないか。

 ベタな感想だが、もうちょっと何をするときにも気遣ってやればよかったと反省した(今さら遅いけど)。

 次に、赤子の抱き方とオムツ/着替え交換、風呂の入れ方など、次々と実習が続く。ここでも、父親訓練だ。抱き方はともかく、風呂と着替えは相当てこずった。

 赤子人形は数十万円するものらしく、超リアルなつくりなので(しかも重い)、いちいち緊張する。妻はといえば、「お風呂の温度を下げないために、熱湯を順次足すおじさん」(後でセンター職員だと判明)に目を奪われたのか、「ねえねえ、あの人が気になるんだけど」とうるさい。そんなに言うなら、一緒に写真でも撮ってもらえばいいじゃないか、と促すと「そういうことではない」ときっぱり言っていた。よくわからん。

 最後に、広い部屋に通され、ビデオ上映会。タイトルは、『NHKスペシャル お父さんへ』……どこまで行っても父親特訓だよ! つまり、『パパママ学級』の本当のタイトルは、『パパ(仕事仕事言ってないで、しっかり子育ての勉強もしなさいよ)ママ(にばっかり負担がいかないようにね)学級』なんだとここで分かる。

 一テーブルに5組で、四テーブルほどがぎっしりと埋まっているから、40人近くはいたことになる。本当に少子化の時代なんだろうか、という盛況ぶり。

 ビデオの内容は、母体にいるときから子どもに毎日話しかけている父親の例を通じて、「子どもは生まれたときから、父親と母親の差を見出し、それぞれに対して違う役割を望んでいる」というもの。詳しくは、そのときに見てください。うーん。あんまり、こういうことやってないなあ。まあ、いいか。これからやればいい、これから。

 その後、感想を聞かれたり、事務的な手続きを説明されたあと、高井戸の『美登利寿司』の回転寿司でたらふく食べて帰宅。

 1/18の予定日まで、残り40日足らず。緊張してきた。

 【ためになる度】 ★★★★★

◆本日の名盤……午後1時から、およそ3時間ほどのプログラムを終えると、あたりはすでに暗くなりかけていた。センターからの帰りにふたりで歩いていたら、この曲が頭を流れた。このアルバムを評して、誰かが「ひとりぼっちのシアワセ」と上手いことを言っていたのを思い出す。確かに、夏というより、冬のアルバムだよなあ。名曲「ベイビー・ブルー」収録のフィッシュマンズ空中キャンプ』(1996)。

空中キャンプ

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大人の条件

 子どもの頃、漠然と考えた「大人の条件」。

 1)結婚している(子どもがいる)
 2)手に職がある
 3)免許を持っている

 僕は、免許を持っていない。

 だから、マンガを売ったり、ビデオ屋の会員になるだけでもパスポートをいちいち提示する羽目になる。保険証でもいいのだが、一度「写真入りのものじゃないと」と言われたことがあってからというもの、聞き返されるのが面倒なのでパスポートを出すようにしている。

 大学のとき、周囲のいろんな人から免許を取るように勧められた。
 
 そのときは、多少なりとも「車持ってないと男じゃない」というような風潮があって、ヘソ曲がりな僕は「絶対にとるもんか」と頑迷に考えていた。が、この年になるとさすがに運転のひとつもできないといけないのじゃないかと不安になってきている。何より、これをクリアしないと大人になれないではないか。

 しかし、障害がいくつかある。

 ひとつは、僕の極度の「方向音痴」。地図が読めないこと甚だしく、初めての土地に人と行くと人の三倍ぐらい緊張する。ナビゲートなんてやらされたら最悪だ。地図をぐるぐる回したあげく、放り投げてしまう。

 カーナビがあればまだマシだとしても、車に乗る上でこの欠点は致命的だろう。そんな車に載せられる人は不幸でしかない。僕ならなるべくそんな車には乗らずに過ごしたい。

 だから、「方向音痴をロボトミー手術で完全克服!」……そんなニュースでも出やしないかと真剣に思ってみたりする。

 もうひとつは、僕が相当な「うっかり屋」だということ。普通に歩いていてもつまずき、自転車に乗っても老人とぶつかったり、人を轢きそうになったりするたびに、これが車だったら確実に人を殺しているな、と暗い気持ちになる。そう、乗らない方が社会のため、とさえ思うのだ。

 だから、いつまで経っても助手席に乗せてもらっているのだけれども、家族が増えるとそういうわけにもいかないだろう。

 大人になるのも大変だ。

【切迫度】 ★★★★★

◆本日の名盤……大学三年のときに、当時の知人たち(すべて男)と車で東北を旅行した。あてのない旅は、文字どおり行き当たりばったりで、仙台→福島(積雪のため峠越えできず)→(迂回して)新潟→草津というルートを二泊三日でたどった。みんな音楽が好きだったため、互いの持ってきた音源をかけ合った。そんな中、一番覚えているのはボブ・ディランでも、Tレックスでもなく、発売して間もなかったこのCD。ハーモニカが切ない名曲「ホエン・ユー・クローズ・ユア・アイズ」収録のカヒミ・カリィ MY FIRST KARIE』(1995)。

MY FIRST KARIE

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前言撤回

 水曜日。

 妻から一本のメールが届く。件名は「大ニュース」。

 読んでみると……「性別に変更あり」。

 娘。どっちでも嬉しいことに変わりはないけども、心構えが180度違う。すでにドキドキしてきた。女の子か……思春期にはどーでもいい理由で猛烈に嫌われるんだろうな。変質者に襲われたらどうしよう。「お義父さん、娘さんを僕にください」とか言われるんだろうか。

 思わぬできごとなので、不安でいっぱいです。

 名前考え直さないと。

【サプライズ度】 ★★★★★

◆本日の名盤……女の子! 男だらけの家庭で育ち、男子校に通い、いつまで経っても「女性が家にいる感覚」に慣れない僕にとって、娘の存在はある意味フィクションに近い。性別の続報を聞いて、このヘンなアルバムのことを思い出した。いったいどこの国の女の子なのかわからないが、片言の英語でたどたどしく歌い上げるさまは、まさにフィクションそのもの。名曲「ドゥーピー・タイム」収録の ドゥーピーズ DOOPEE TIME 』(1995)。

DOOPEE TIME

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豪徳寺事件簿

 先日、アルバイトのK氏が入社してきたので一緒に昼食。

 数日前に上京して、今はなんと豪徳寺に住んでいるというではないか。

 豪徳寺! 豪徳寺といえば、19で上京して5年近く住んだ場所だから、当然思い入れも深い。しばし豪徳寺の思い出がフラッシュバックする。

 以下、私的豪徳寺トピックなど。

1)『PICON BER』
小田急線の豪徳寺駅と、世田谷線の山下駅の間にあるPICON BERは、オープン当初から通いつめていた名店だ。店主が偏屈なものの(平気で気に食わない客を追い返す)、彼が作るもの(パスタやパングラタンは相当美味いです)も、飲み物も相当美味いのにリーズナブル。おまけに、音楽やインテリア、置いてある本の趣味もナイスでよく通った。

2)『Let's 豪徳寺』
「豪徳寺に住んでいる」というと、かなりの確率で「『Let's 豪徳寺』(庄司陽子著)だね!?」というツッコみを受けるが、結局いまだに一回も読んだことはない。

3)目の前で飛び込み自殺を目撃
家の近くに踏み切りがあった。ある日の昼、食材とクッキング本を買い、電車が通り過ぎるのを待っていたら、踏み切りの向こうで車に乗っていた男が車から降り、突然線路に横たわった。「え?」と思った瞬間、目の前で聞いたことのないブレーキ音が響く。向こうにわたらないと帰れないので開くまで待っていたら、B級映画のような赤い血まみれの遺体を、鉄道職員が処理するのが見えた。

4)アラーキー邸へ行ってみる
奥さんとの別れを写真でつづったセンチメンタルな旅・冬の旅の中に出てくるマンションが近くにあったので、一度その部屋の前まで行ってみたら、表札に手書きで「アラーキー」と書いてあった。5年近くいたのに、遭遇したのは一度だけ。

5)ラーメン屋でケンカを止める
新しくできたラーメン屋に行ったら、ラーメンマニアと思われる男が店主に味のことで嫌味を言っている。いわく「もうちょっとスープの味を云々しないとウケない云々」……すると、それを見かねた客の一人とマニア氏がモメはじめ、結局客の右ストレートがマニア氏の顔に入り、大量の鼻血が床に飛び散った。ただ静かにラーメンを食べたい僕はしょうがなくケンカを仲裁した。殴り合いの原因がラーメン……別の意味でショックを受けた。

6)隣の女性と仲良くなる
ある天気のいい日。洗濯をして下着を干していたら、隣に住んでいた女性から「こんにちは」と笑顔で話しかけられた。それからちょくちょく話すようになった。育ちのよさそうな彼女は、年上の男性と付き合っている、とこっそり教えてくれた。以来、音楽を聴かせ合ったり、業界人だらけの飲みに連れて行かれたり、夜の横浜をドライブしたりしたけれども、男女の間で起こりえるようなことは何ひとつ起きず、そのうち彼女の引越しとともに音信不通になってしまった。

7)変な酒屋で働く
「近い」「酒が好き」という理由で、近所の酒屋でバイトしていた。そこは家族経営で、父親が不倫していて夫婦仲が悪かったり、長男がマザコンの鉄っちゃんだったり、いとこの女子高生の恋の相談に乗ったり、話題に事欠かない家だった。極端な人間が集っているという意味でも、非常に興味深い観察対象で、同時に家族経営の難しさを痛感させる店だった。

 他にも、ごくごく初期にしか使われてないキャラクターが目印のモスバーガー、床がベコベコしているレコード屋(とにかく安い)、何でも売っているリサイクルショップ、夫婦がケンカばかりしている古本屋、死にそうなばあさんが一個45円で売っていたタイヤキ屋、大学教授が休日だけ店番をしている古本屋、「肉棒」なる焼き鳥状のお惣菜を売っていた肉屋などなどヘンな店がたくさんあったが、今もやっているのだろうか。

【懐かしい度】 ★★★★★

◆本日の名盤……隣の女性に話しかけられたとき大音量でかけていたのは、これだった気がする。やめときゃいいのに、その女性にこのバンドの良さをしつこく説明した覚えもあり。恥ずかしい! 名曲「もぐらと祭り」収録のニューエスト・モデル『ユニバーサル・インベーダー 』(1992)。

ユニバーサル・インベーダー

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渋谷発、吉祥寺行

 金曜日。

 公開前の仕事が立て込み、終電を逃した。

 そこで思いついた。

 バスという手段があるじゃないか。午前1:00 渋谷発、吉祥寺行。別にバスマニアじゃないけど、バスで移動するのは大好きだ。

 iPodもあることだし。ゆっくり構えておこう(この時点で12時35分ぐらい)。

 で、酔客なんかを後目にマークシティ前の行列に並び、バスを待つ。

 1時近くになって、ようやくバスが来た。後ろを見ると……列長っ! 全部乗れんのかこれ。

 前から三番目ぐらいに並んでいたから、とっとと1100円(久我山まで)払い、降り口近くに座る。

 1時10分。全然出ない。外はまだ行列。1時15分、まだ出ない。何やらモメている人が外に見える。1時25分近くにようやく出発した。ほぼ満員だ。冷房が効きすぎていて寒い。

 席にどっかりと座り、iPodの「懐かし音源」プレイリストを選んだ。ここには、中学〜高校あたりに聴いていた音源(アズテックカメラ、スミス、ペイル・ファウンテンズなどのニューウェーブ音源、大瀧詠一などのナイアガラ音源、パーソンズ、ボウイなどの恥ずかしい音源などが含まれる)がしこたま収められており、シャッフルで疲れたときに聴くと、いい感じで緊張がほぐれるのだ。

 以下、かかった順番。ちなみに飛ばしたのもある。

1. アズテック・カメラ「オブリヴィアス」
2. ストーン・ローゼス「アイ・ウォナ・ビー・アドアド」
3. ペイル・ファウンテンズ「アンレス」
4. キュアー「キャタピラー」
5. ハウスマーティンズ「ボウ・ダウン」
6. キュアー「ボーイズ・ドント・クライ」
7. 杉真理「冬の海に」
8. ハウスマーティンズ「アイ・キャント・プット・マイ・フィンガー・オン・イット」
9. レニー・クラヴィッツ「ローズマリー」
10. プライマル・スクリーム「ジェントル・チューズデイ」
11. スミス「ハウ・スーン・イズ・ナウ」
12. 杉真理&レッド・ストライプス「ハニー」
13. R.E.M.「イッツ・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド・アズ・ウィー・ノウ・イット」
14. 杉真理「ロンリー・ガール」
15. 佐野元春「バイ・バイ・シーボーイ」
16. 杉真理「シミュレーション・ゲーム」
17. リトル・クリーチャーズ「アイ・ドント・マインド・ゲティング・ウェット」
18. U2「ウィズ・オア・ウィザウト・ユー」
19. ロイド・コール&ザ・コモーションズ「ジェニファー・シー・セッド」
20. ベン・ワット「オン・ボックス・ヒル」
21. ストーン・ローゼス「ウォーターフォール」
22. 杉真理「渚のエンジェル」
23. 岡村靖幸「ドッグ・デイズ」
24. サンデイズ「ユー・アー・ノット・ジ・オンリー・ワン」
25. ハウス・オブ・ラヴ「マン・トゥ・チャイルド」

 久我山に到着。前に降りようとした客が運転手に、

 「永福町は過ぎた?」

 と聞いていた。残念だなオッサン。寝過ごすにもほどがあるぜ。

本日の名盤……上のリストで一番グッときたのは、25のハウス・オブ・ラヴでした。「マン・トゥ・チャイルド」収録の『ハウス・オブ・ラヴ』(1991)。

house

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