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A Clean,Well-Lighted Place

最近、『清潔な明るい店(A Clean,Well-Lighted Place)』というヘミングウェイの短編の一部分を思い出します。

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三軒茶屋綺談

 このブログも一ヶ月一回更新ペースですな。ま、いいけど。

 ちょっと前に、公私ともにお世話になっているラキコ先生とサシ飲みしたときのこと。

 一軒目の『味とめ』は、まるで田舎のばあさん家に行ったかのようなグダグダ感。座敷もカウンターもなんだか煮染めたような人たちでいっぱいでした。

 で、あんまり話が面白く盛り上がって、二軒目は向かいの上にあるソウルバー(店名失念)へ。

 リクエストを聞いてくれるというので、リクエストしまくる。ダニー・ハサウェイのライブ盤でサラリーマンとともに大合唱になる、そういう感じのゆるい店。

 奥に細長い店で、右手が一列カウンターで奥まで続いており、左の壁に密着する形でいくつか二人席がある(下図参照。多分こんな感じだった)。

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 奥にラキコさん、その向かいに私という二人席で、だらだら飲んでいると、なんか雰囲気がおかしい。

 ……右奥に誰かが立っている気がする。

 もちろん、入り口には客が数人いるが、奥には誰もいない。そちらへ向いている私から見ると、私の右側を通らない限り“その場所(赤の場所)”に到達するのは不可能だ。

 だから、気のせいかと思っていたが……いや、やっぱり誰かいるよ! なんか帽子かぶった人が!

 私も霊感があるわけではないし、酔いもかなり回っていたから、確信はない。と、ここで、思い出す。ラキコさんはかなり見える方だ。

私「ねえ、ちょっといい?」
ラ「ん、何?」
私「あのさあ」
ラ「うん」
私「さっきから、そこに誰か立っているような気がすんだけど」
ラ「ふーん(と言いながら振り返り、ゆっくり顔を元に戻しながら)……ま、こういうところには何かいるもんよ」
私「(いるならいるって、いないならいないってはっきり言いなさいよ! と思いながら)あ、そう」

 こんなやりとりが何回か続いた(酔っぱらっているから)。

 そのまま、結局明け方近くまでそこの店にいたけれども、結局その気配が消えることはなかった。そして、ラキコさんは、このときの話を何度聞いても、曖昧にはぐらかすだけなのです。

【ラテン度】 ★★★★★

◆本日の名盤……アフロ・キューバン・ジャズの巨匠、モンゴ・サンタマリア。火の出るようなコンガプレイはどの曲も鼻血が出そうな濃度。このアルバムは、テンプテーションズや、オーティス・レディング、ジェームス・ブラウン、ブッカーT&MG'S、ロス・ロボスのカヴァーが中心なのでかなり聴きやすいです。ハービー・ハンコックの名曲「ウォーターメロン・マン」収録の Mongo Santamaria's Greatest Hits(1964) 

Mongo Santamaria's Greatest Hits

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ラテンづいてます

 なんか最近すごく忙しいです……。

 ま、それはさておき、いい加減更新しないとこのブログの存在価値も危ういので……近況報告。

 先日、テレビから流れてきたメロディにふと耳を奪われました。

 哀感を帯びたエレキギターのメロディ、バックはハワイアンミュージック。なんていう曲だっけ、絶対に聴いたことがあるな……で、いろいろCDやテープ(!)まで引っ張り出して聴いていたら、バッキー白片とアロハハワイアンズの「セレソローサ」だと判明しました。

 早速、この曲が収録されている『南国の夜+続南国の夜 』を入手し、ラテン熱がにわかに再燃。持っているハワイ~ラテン音源を引っ張りだして片っぱしから聴いていました。これが第一段階。

 その後、ふなこさん向けに、こんなCDをシコシコ作っていて、ボビー・ヴァレンティンの「ソング・フォー・マイ・ファーザー」を耳にした瞬間、鼻血が出そうなほど興奮しました。か、かっこよすぎる! これが第二段階。

 そこから、ペレス・プラード、ザビア・クガートなど「いかにも」なものから、ラファエル・セバーグ編集の「アフロ・キューバン・ジャズ」のコンピレーション、ラテンジャズのカル・ジェイダー、モンゴ・サンタマリーア、ブルーノートのコンピレーション「ラティーノ・ブルー」、レブロン・ブラザースやウイリー・コローン&ルベーン・ブラデスなどなど、いつ買ったのかわからないレコードまで引っ張り出して、夜な夜な聴きまくってます。確実に、ラテンの泥沼へ入りつつありますね……。

 とはいえ、使えるお金も限られているし、やみくもに攻めてもキリがないので、とりあえず比較的メジャーな、ニューヨークの名門ラテンレーベル「ファニア」周辺から始めることにしました。

 聴いていくうちに、だんだん分かってきたのは、自分はそのジャンルのド真ん中の音はちょっと苦手だということ。このへんは、ジャマイカ音楽でいうところの、「レゲエよりロックステディが好き」という感覚に似ているかもしれません。ラテンも、バリバリのサルサはちょっとキツくて、ファンクやソウル、R&Bなどとラテンがほどよく混じり合った音楽の方が好みです。

 難点は、ブラジル音楽と同じく、曲名やミュージシャンの名前がちゃんと読めないこと(読めないから、覚えられない!)

 しかし、この年になって、ほとんど未知のジャンルに手を出すのは、なかなか楽しいものがありますね……なんだかとてもキューバに行きたくなってきました。

【南米度】 ★★★★★

◆本日の名盤……イケメンのベースプレイヤー、ボビー・ヴァレンティンがいつのまにか石立鉄男みたいになってるよ! しつこく響き渡るハイトーンのホーンセクションと、粘っこいリズムが猥雑で最高です。まさにこういうのが聴きたかった! 名曲「ココ・セコ(って読むのか?)」収録の Rey del Bajo(1974)

Rey del Bajo

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