movie

『死刑台のエレベーター』

 10/19の誕生日に、ふなこ嬢からこんなイカしたDVDをいただきました。

死刑台のエレベーター

死刑台のエレベーター』(1957)

 ヌーヴェル・ヴァーグ初期の傑作。全編にわたって流れるマイルス・デイヴィスの気だるいトランペット、緊張感あふれる展開、ジャンヌ・モローの美貌に圧倒されっぱなしの90分でした(意外と短い)。好きだなあ、こういう映画。

 以前観たときから10年以上も経っていて、細部がまったく思い出せないことで、かえって新鮮に楽しめました。インドシナ戦争や第一次大戦など、フランスが体験した戦争が案外重要なファクターだったりして。

 それにしても、ふなこさんはいつも何かしらステキなDVDをくれるんですが、そのヒネリ方に毎回感心します(去年は『パリ、テキサス 』。(ちなみにこの作品と悩んだという『ビッグ・フィッシュ 』も面白かった)。

 一体、どういう基準で選んでいるのか、今度聞いてみたい。

 あ、遅くなりましたが、お祝いの言葉をいただいた sei さん、同僚のみなさま、O くん、両親、そして妻に感謝です。ありがとうございました!

【カンゲキ度】 ★★★★★

◆本日の名盤……『死刑台のエレベーター』みたいにサントラを即買いするものは少ない。よっぽど感動しないと買わないことにしているせいもある。いままでに買ったのは、ホントに数える程度で、『カンザス・シティ』『ファントム・オブ・パラダイス』『ブギー・ナイツ』……ぐらいかな。そして、これ。久しぶりに聴いたら、朝向きの目が覚める感じだった。名曲「 威風堂々」収録のサントラ ブラス!(1997)

ブラス!

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トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』

 週末念願の DVD が届きました。

 それは……これ。

悪魔のいけにえ スペシャル・エディション(2枚組)
ビデオメーカー (2007/06/08)
売り上げランキング: 380

 ずいぶん前に観たんですが、内容はほとんど忘れていたのでほぼ初見のつもりで観ました。

 一言でいうと、悪夢をそのまま映画にしたような感じ。変な金属音、多用される寄りのカット。叫び声。唐突な暴力と血。これまた大好きな映画ですが、『ゾンビ 米国劇場公開版 GEORGE A ROMERO’S DAWN OF THE DEAD ZOMBIE 』のような安心感は皆無です。自分も無理矢理当事者にされているような居心地の悪さ。

 目を背けることも数度。痛さが半端ではありません。

 ドキュメンタリーみたいで、フィクションに見えないんですよね。それがまた痛さ倍増というか。演出されていないような演出がされているってことでしょうか。それとも、ホントに低予算で撮ってたら偶然ああなったのか……どなたか詳しい方、教えてください。

 それと、ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』と並んで、MOMA にフィルムが所蔵されているらしいです。なんでも所蔵してんな MOMA。 

【後味悪い度】 ★★★★★

◆本日の名盤……ブックオフが安売りをしていたので、80年代クラシックス(バービー・ボーイズ、佐野元春など)を買い漁りました。なかでもこれは想像以上によかった。20年ほど前の記憶が蘇りました。布袋のカッティングが冴え渡る名曲「バッド・フィーリング」収録のBOOWY ”GIGS”JUST A HERO TOUR(1986)

”GIGS”JUST A HERO TOUR

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渋谷『小肥羊』(しゃおふぇいやん)

 先日、クライアントさまのご好意で、火鍋いただいてきました。

 場所は、渋谷の宇田川町にある『小肥羊』(しゃおふぇいやん)。旧レコファンがあった場所です。

 入ると、急にインドカレーのような匂いが。各種スパイスと香辛料の刺激臭が鼻をつきます。

 席に通されると、7対7が対面で座るような席次。まるでフィーリングカップル。

 まったくもって何が何かよくわからないので、熱心なリピーター氏にお任せして、とにかく食べに食べました。

Dscf0764_2 ビール片手に、牛すね肉をつまむ。これも美味かった!

Dscf0763_1 そして……キタ! これか! 何が入っているかわからないけれども、身体によさげな感じ! 

 あとは、もうとにかく野菜やら、ラム肉やら、豚肉やら、エビ&魚団子やら、春雨やらを入れて食べる。食べる。食べる! 美味い! 未知の味です。最後のラーメンも文句なし!    
 調子に乗って、さんざっぱら食べて飲みまくりました。  

 で、後から駆けつけた、DVD1000枚以上を持つ邦画マニアのMさんに、オススメ映画三本を上げてもらいました。

【Mさんセレクト】

1)肉弾
2)砂の器
3)顔  

 し、渋い! 何を聞いても知っているMさんの私生活が俄然気になる我々でした。

 気がつくと、リピーターの I さんがあまりの辛さに放心状態に! 上半身だけ見ると、サウナに入っている人です。汗だくです。新陳代謝が良くてうらやましい……。

 とにかく、ご馳走さまでした! また行きたいです。

【辛い度】 ★★★★★

◆本日の名盤……匂いはカレーでも、一口食べると全然違う味でした。世の中には、まだまだ知らない美味があるもんですね。一度外苑前で食べたような気がするけど、こんなインパクトはなかったような気がします。シタールが鳴り渡る名曲「マタール」収録のデイヴ・パイク・セットノイジー・サイレンス-ジェントル・ノイズ(1961)。 

ノイジー・サイレンス-ジェントル・ノイズ

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オモロメール傑作選

 後輩からのメールがあんまりオモロイので、無断転載します。

 この男、普段は真面目な顔してビジネス書などを編集しておりますが、頭の中はくだらないことでいっぱいです(おそらく)。

 あと、一度知り合いのライターに頼まれ、「モテ男三人の覆面座談会」ってのをやったときに(モテもしないのに)、もっともらしく喋っていた内容が全部ウソだったので感心しました。

 構成作家にでもなればいいのに。

 彼から面白メールを受け取りたい人は私まで。もれなく紹介します。

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●最近の近況は? という質問に対して

2004/08/31 23:03

件名:近況

本文:
ハローワークで職務経歴書の指導を受けたり、夜中の街を奇声を上げながら全裸で走り回ったり、スーツを来て面接に行ったり、ビーチで逆ナンされたり、失業保険の入金を確認したり、デリケートゾーンのかゆみに耐えたり、履歴書書いたり、枕を股の間にあてがってヨーデルを熱唱したり、不採用通知に舌打ちしたり、お姫様抱っこで消防士に救出されたり、キャリアの見直しをしたり、イルカショーでプールに飛び込んで係員に3時間にわたって怒られたり、ひとりで面接の演習をしてみたり、銀行のカウンターにマヨネーズ撒き散らして取り押さえられたり。

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●打ち合わせの時間について日曜5時はどうか、という打診に対して

2004/10/14 09:25

件名:おはようございます

本文:
おはようございます。里芋の煮っ転がしです。日曜5時でEカップ! さっき週刊プレイボーイの中吊り読んでたら、あるグラビアアイドルのキャッチが「お姉さんのハミダシ」でした。よくわかんないけど、ありがとう。今日も1日頑張りましょう。●●さんと飲まれるんですよね。よろしくお伝えください。

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●25日の飲み会への誘いに対して

2004/12/10 23:49

件名:25日

本文:
お疲れさまでつ…間違えた、いいや、このまま行っちゃえ! 細かいことなんて気にしてられっか! 海の男だし! 釣った魚に醤油ぶっかけて生食い! チマチマ修正しません。 25日は引越しの日なんデス。何ゆってんだろ、オレ。でもなんとか行きたいておもいます。だってなんといってもアレだから。

あー飲み過ぎた。
今日はかいしゃの忘年会でしたからね。二次会の会費集めま~す。千円札が1枚、2枚、3…マーイケルッ!

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●突然来たメール

2005/03/12 15:24

件名:べ、別に…

本文:
寂しくなったからかけてみたの…。ゴメンナサイ。

実はこの間、約束を破ってあなたの家まで行ってしまいました。自分でもなんであんな事をしたのか分からない…。奥さんを見たわ。鉢植えにお水をあげてた。可愛らしい方ね。風に揺れてるあなたのワイシャツを見たら、ちょっと悲しくなって、そのまま帰りました。電車の中で、涙が止まらなくて、東長崎のアパートに帰ってもずっと泣いてました。バカね、あたしったら。もう、あんな真似、二度としません。

いや、本当は飲み会のことです。日程とか。すいません、しょーもないことで。

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●転職して一ヶ月が過ぎた頃来たメール

2005 6/8 14:45

件名:お疲れさまです

本文:
月刊『野外露出』です。
職場の雰囲気はどうですか? たまにはガラスの破片を投げつけるようなメールを送りつけて来てください。

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●ある会合に名前をつけて、という依頼に対して

2005/07/15 01:39

件名:会の名称!?

本文:
お疲れさまです。目黒区役所土木課です。

>今日の会合に名称をつけて!

わかりました。えー なんだろうなあ…(枝毛をもてあそびなから)。

発表しますっ!



「杉並ピンクミーティング」

この間、電車の中で聞いたギャルの会話。
「…それってニートじゃん」「なんだっけ、それ」「え、知らねーの!? ヤバすぎ。かなり時代に乗り遅れ系なんだけど」「知ってるって。やめてよ、私、バカなのアピってるみたいぢゃん。お金っしょ? ドルみたいな」

ユーロのことか? ネタじゃないっすよ。ウケたなあ。

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●ある知人の送別会への誘いに対して

2006/5/16 09:37

件名:ハイ!

本文:
お疲れさまです。速水もこみちです(ただ“モコミチ”って言いたかっただけ)。

○○さんが実家のアラバマ州ツーソンに帰るという話は、●さんから聞きました。万難を排して参加します。
場所など決まりましたら、メールか電話か耳打ちで教えてください。モールス信号はNGです。

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●こちらが見本誌を送ったそのお礼

2006/09/27 00:34

件名:★◎▽

本文:
お疲れさまです。マイケル富岡でした(過去形)。

心温まる贈り物、ありがとうございます(こちらが見本を送ったことを指します-筆者注)。ワタクシの方も新刊を送りました。余白にメモできるので便利です。あと、フリスビーにもなります。無理矢理やな!!

まーね、だーれも突っ込んでくれへんから自分でやらな。最近、会社での楽しみは「名曲喫茶ボンソワール」をチラ見することです。“24時間テレビのTシャツかよ”なんてニヤニヤ笑う自分を、周りはアダルトサイト閲覧者だと思っとるはず。あと永ちゃん(矢沢じゃない方)事件の真相を知って、またニヤリとか。←あれ? 仕事は…?

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 ほかにもいろいろ名メールがあるんですが、今日はこのへんで。

◆本日の名画……彼はなぜかマフィアにまつわるものが好きで、そのためなのかどうなのかイタリア語まで習ってました(今は不明)。というわけで、そういう映画についてもいろいろ教えてもらったような気がします。マフィア映画といえばこれですな。 ゴッドファーザーDVDコレクション

ゴッドファーザーDVDコレクション

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立て続けに『インディ・ジョーンズ』

 年始に買った『インディ・ジョーンズ』(ボーナスディスク除く)を、昨日やっと三本全部観ました。

アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズ コンプリートDVD
パラマウント ホーム エンタテインメント (2005/12/16)
売り上げランキング: 7,070

 どれも二時間あることを感じさせない、ジェットコースターのような、刺激的な映画です。

 ただ!

 野暮を承知で言わせてもらえば、「人殺しすぎ!」。教育上悪いよ!

 しかも、一作目の『失われたアーク』(1981)では、相手がナチ。

 二作目の『魔宮の伝説』(1984)では、相手が邪教徒(!)。

 三作目の『最後の聖戦』(1989)では、また相手がナチ。

 とにかくバッタバッタ殺していくのは痛快ではあるんですけれども、薄ら寒いものも感じますねえ。

 特に三作目で、親父を撃たれたことで主人公が腹を立てる場面って、まるでテロに報復するブッシュ・アメリカそのもの(舞台は奇しくもトルコ。イスラム圏です)。

 なんかそのへんはスピルバーグなりの計算があるんでしょうけれども(知ってる人教えて!)、とにかくこの作品群を理屈抜きに楽しめるほど、自分も、世界情勢も単純じゃなくなってきているな、と思いました。

【悩ましい度】 ★★★★★

◆本日の名盤……ジャズは、ものによっては大変緊張を強いられる類の音楽だけれども、ギター一本でスタンダード曲をカバーしているこのアルバムは不思議とそういう緊張がない。超絶ギターが鳴り響いているのに、むしろ心地よさだけが持続する稀なアルバム。名曲「オール・ザ・シングス・ユー・アー」収録のジョー・パス『ヴァーチュオーゾ』(1975)。

ヴァーチュオーゾ

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たまった映画を消化中

 ストレスがたまってくると、買い物をする癖があって DVD をよく買います(それも中古か安いヤツね)。

 あんまりそれが増えてきたので、先日三本ほど消化しました。

フレンチ・コネクション

『フレンチ・コネクション』(1971)

 アカデミー賞受賞してるんですねコレ。『ダーティ・ハリー』同様、「きたねえデカ」を主人公にしたヤツで、短気で乱暴なジーン・ハックマンがいい味出してます。相棒は、ジョーズにも出てたロイ・シャイダー。カー・チェイスは評判どおりなかなかの迫力でしたが、いかにもな展開や主人公以外の人物造形に不完全燃焼でした(おそらくこれを模倣した亜流の映画を観すぎたせいかもしれません)。これって実在の刑事をモデルにしていて、そいつが演技指導なんかしてたらしいです。あんなデカにだけは捕まりたくない。以上。はい、次。

スーパーフライ 特別版

『スーパー・フライ』(1972)

 カーティス・メイフィールドのサントラ盤ばっかりに注目されてますが、いったい映画の方はどーなのよ、と思い、観てみました。「麻薬を取り仕切って荒稼ぎしている主人公が、カタギになろうとするが……?」、大雑把に言うとそんなストーリーです。というか、ラストも思い出せないほど印象薄し。一瞬だけ、カーティス本人がクラブで「プッシャーマン」を歌うシーンに出てますが、そこが一番の見所! すんげえかっちょええです。以上。次。

クレイマー、クレイマー コレクターズ・エディション

『クレイマー、クレイマー』(1979)

 筋金入りのアカデミー賞マニア・ふなこ嬢 にオススメされていた一本。『卒業』のダスティン・ホフマンがやり手の広告マンを演じ、その彼との生活に疲れて家を後にする妻がメリル・ストリープ。幼い子どもをめぐってゴニャゴニャあるんですけど(観てない人もいると思うので詳細は省略)、メリル・ストリープが勝手過ぎるよ! と思いました。僕が一番驚いたのは、タイトルの邦題が『クレイマー、クレイマー』であるのに、原題が『クレイマー VS. クレイマー』だったことです。『エイリアン VS. プレデター』と一緒ですね。ま、原題を出すとその後の展開がまるわかりだからでしょう。謎のエンディングはさておきホロリとくる大人の映画ではありました。

【消化度】 ★★★★★

◆本日の名盤……カーティスの偉大さについては今さら言うまでもありません。抑制の効いたファルセットヴォイス、宙を舞うワウ・ギター、シンプルかつ複雑なリズムが作り出す絶妙なグルーヴ……すべてがかっこいい! うーん(泡を吹いて失神)。名曲「フレディズ・デッド」収録のカーティス・メイフィールド スーパーフライ・25TH・アニヴァサリー・エディション(1972)。関係ないですが、この「フレディ」ってどんだけかっこいいヤツかと思っていたら、デブっちょのかっこわりい端役の名前でした。

スーパーフライ・25TH・アニヴァサリー・エディション

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ジェイに借りた『パリの確率』

 何かっちゃあ、借りっぱなしのものが多いワタクシですが、先日ジェイモンドに借りた DVD をやっと観ました。

パリの確率
パリの確率
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ポニーキャニオン (2001/06/20)
売り上げランキング: 40,445

 簡単にいうと、タイムスリップものです。

 未来で老人(ジャン・ポール・ベルモンド)に出会い、そいつが自分の子孫だと分かる。

 で、その自分よりも相当年上の老人に「パパ」って呼ばれた上に、「その日にヤらないと僕らが生まれないんだよ!」とせがまれる。主人公のアルチュールは、己の未来が見えないが上に、子どもを作る/作らないでモメている最中にそんな目に遭うもんだから、混乱しちゃうわけですな。

 ……なんかですね。筋としては、藤子不二雄の SF みたいでした。加えて不可思議なムードのまま話が展開するので、見ている方も不安な気分になります(同じことを『不思議惑星キン・ザ・ザ』でも感じました)。

 でも、そういうドタバタがありつつも、「男が子どもを持つ気になる」……そういう決意が描かれている場面で膝を打ちました。自分も含めて、大抵の男性は子どもを持つことについて、不安や恐れを抱いていると思うんですけど、それを乗り越える瞬間が訪れるんですよね。

 わりと重いテーマを SF テイストで上手く中和して描いていて好感を持ちました。なんかエンディングにホッとしましたよ。わりと好きな映画でした。

【決心度】 ★★★★★

◆本日の名盤……映画の中の年越しパーティでガンガンにかかっているのは、ファット・ボーイ・スリム(だと思う)。曲名わかんないけど。ファット・ボーイ・スリムは普通に好きだが、彼が以前在籍していたハウスマーティンズの方が断然好き。よくドラッグで得られるという「多幸感」というのを音にしたら、彼らの奏でるギターポップになるんではないでしょうか。名曲「ボウ・ダウン」収録のハウスマーティンズ The People Who Grinned Themselves to Death(1987)。

The People Who Grinned Themselves to Death

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観だした映画が止められず

 水曜日。

 仕事がやや一段落したこともあって、渋谷のツタヤで二本借りて帰宅。

 一本は、『北の国から 時代 前編』。この話は、ビデオにして三本組なので、一番最初のヤツだ。なげえよまったく。

 で、もう一本が深夜観始めたら止まらなくなった『パッチギ!』

 そもそも僕は映画をそんなに観ないので、己のリアクションによってその作品に興味を持っているかどうかがよく分かる。

1. 眠くなる。というか寝る

2. 眠くはならないが、観ている最中に他のことをやり出す(ギター弾いたり、洗濯物たたんだり)

3. トイレ以外に席を立たない

 この映画は、3だった。最初のシーンから、最後まで。そして、不覚にも……泣いた(クライマックスシーンなので詳しくは割愛)。

 『ジョーズ』のときにも書いたが、作品に力をもらうっちゅうことはあるもんですな。

 テレビ番組『虎の門』で、ときおり過剰にアツく政治映画にコメントする井筒監督の説教臭さを抜きにしても、これは傑作だと思った。後から聞いたが、この番組の元アシスタントが熱演してるんですな。しかも結構重要な役で。

 で、この映画何かに似ているな~と思ったら、僕の大好きな『ブギーナイツ』でした。

【リカバリー度】 ★★★★★

◆本日の名盤……フォーク・クルセダーズといえば、「帰ってきたヨッパライ」しか知らない僕にとって、主人公が訥々と歌う「イムジン河」はすんなりと耳に入ってきた。元フォークルの加藤和彦が音楽を担当しているせいか、当時の様子が実にリアルなのもポイント高し。名曲「イムジン河」収録のフォーク・クルセダーズハレンチ 』(1967)。

ハレンチ

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『ズーランダー』と『レイ』

 2ヶ月間ほとんど張り付きでやっていた仕事が、先週末でやっと一段落した。
 
 土日はほとんで寝てばかりだったが、知人に勧められていた映画を二本観た。

 一本は『ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディション 』。

ズーランダー スペシャル・コレクターズ・エディション

 これを勧めてくれた知人は本当に僕のことがわかっているなあという、いい感じのバカ映画。ストーリーとしては、スーパーモデルの主人公デレク・ズーランダーが、暗殺事件に巻き込まれるというもの。

 何の脈絡もないところに、小ネタが盛り込まれており、有名人が惜しげもなく登場するのも楽しい。

 なんにも考えずにただただ大笑いした。

 観終わった後、しばらく主人公が得意とするキメ顔の真似をしていた。最高。

 もう一本は、『Ray / レイ 』。

Ray / レイ  

 これまたすばらしかった。強烈にグルーヴするレイ・チャールズの歌。ゴスペル、ソウル、R&B、すべてがごったまぜの真っ黒けミュージック。

 主演のジェイミー・フォックスはレイが乗り移っているとしか思えない迫真の演技で、途中からレイ本人にしか見えなくなった。

 ややサクセス・ストーリー的というか、『アントニオ猪木自伝 』のようなご都合主義的な気持ち悪さを感じたが、途中で披露されるピアノの伴奏だけで歌い上げる歌は、やはり本物だ。

 辛い経験をくぐりぬけた者のみが歌うことができる真のブルース。たとえば、ビリー・ホリデイ、ニーナ・シモン、綾戸智絵、浅川マキのように。

 本当にいい映画だった。これを何度もしつこく勧めてくれた知人たちは、きっとこれを読んで、「それみたことか」と思っているに違いない。

 それにしても、知人がお勧めしてくれるものを鑑賞するのは楽しい。その人が自分のどの部分に注目しているかわかるような気がするから。

 【感謝度】 ★★★★★

◆本日の名盤……好きな映画と問われれば『ファンダンゴ 』! (もしくは『グレン・ミラー物語 』)と即答するようにしている。前者の中で流れるのは、ロックの名曲ばかりだ。ブラインド・フェイス(エリック・クラプトン/スティーヴ・ウィンウッド/ジンジャー・ベイカー/リック・グレッチという面子が集まったスーパー・グループ)の名曲「キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム」収録のスーパー・ジャイアンツ・ブラインド・フェイス』(1969)。ジャケもナイス。

スーパー・ジャイアンツ・ブラインド・フェイス

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